本はいつの間にか増えてしまいますね…。雑然とたくさんの本が並ぶと重々しい圧迫感があって、部屋が狭く見えてしまいます。本をきれいに整理するというのはとても悩ましいテーマだと思います。本をすっきり収納するための工夫をご紹介します。「本を減らす」、「本を隠す」、「収納棚を増やす」です。
本は気が付くとどんどん増えていってします。服はいつか着られなくなるというラインがありますが、本はなかなかダメになりません。読まないとわかっていても、愛着のある本を捨てるのは忍びないものです。しかし、収納するスペースには限りがあります。本を一定の数量に保つには、いつかは捨てる(売る)という選択を取らないといけません。増えていく分量を調整することも肝心です。収納棚と相談しながら、あとどれくらい本を増やしてもよいか、増やすときには減らすことも同時に考えることが大切ですね。
1.Kindleで電子書籍を読む2.ドキュメントスキャナでデータ化する3.ブックオフで売るどうしても必要なものは残しておく
1.その本に強い感情的な価値がある(標題紙に献辞がある、本に何か特別な経緯があるなど)2.作者のサインがある、もしくは別の理由であなたにとって価値がある(私のサイン入りのThe Virgin Suicidesみたいに!)3.近いうちに読もうと思っている、もしくは定期的に読み返す本(私はGary SnyderのThe Backcountryを毎年読み返します)これだけです。残りは近くの古本屋に売ることをお勧めします。古本店に引き取ってもらい、本を読みたい時にはその店か図書館に行きましょう。
1.いつかまた読むかもしれない2.まだ読んでいない、あるいは読んでいる途中だから3.お金を出して買ったのでもったいない
見せない収納術として、本を隠してしまうという方法があります。押し入れやクローゼットにまとめて本を収納してしまいましょう。たくさんの本による騒々しさを緩和させてあげることができます。もちろん、それだけで、片付いた気分になってしまう錯覚には注意が必要です。
・重たい本は下に、軽い本は上に・幅や高さを揃える・キャスター付きラックを使う・ちいさい本棚、オープンシェルフ、カラーボックス※除湿対策をする
重々しい圧迫感をいかに、ゆとりのある本棚に見せるかというところでしょうか。文庫本や漫画などの小さい本はとくに細かいので、視線が分散しがちです。どうしてもいっぱいになりがちであれば、棚は高すぎない高さにしてみましょう。奥まって取り出せない本が出てしまうのは本末転倒。あらためて組み換えができるような、再編集のしやすい配置というのも大切な要素です。
LDKと寝室の間にある約8mの間仕切りをすべて本棚にしたお宅です。空いたスペースには、写真立てを飾ったり収納ボックスを入れたり上手に活用されています。
キッチンカウンターの下の空いたスペースに本棚があれば、よく使うレシピ本や育児本などをしまうのに最適です。
壁に並んだIKEAの本棚が雰囲気良くて、目立つ所に漫画を並べてあっても渋い…
左奥がリビング、右手前がダイニングスペース。本の収納スペースを最大限に確保しながらも、角部屋を生かして南と東側から採光をとり、明るく圧迫感のない空間に仕上げた。
リビング→ダイニング→書斎はひとつながりのゆったりとした空間に。そしてその壁面や仕切り壁を本棚に活用して、約6000冊の本の収納を可能にした。
あらゆる壁を壁面収納にしてしまって、手の届くところを本で囲んで生活する…。読書家の理想のスタイルですね。